デイサービス・ヘルパー・ショートステイの違い|施設の前にできること

デイサービス・ヘルパー・ショートステイの違い

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この記事の結論

  • 介護保険の在宅サービスは「家に来てもらう」「日帰りで通う」「短く泊まる」「道具と住まいを整える」の4種類で考えるとわかりやすい
  • デイサービスは親の楽しみと家族の休息の両方になる。ショートステイは「施設のお試し」にも使える
  • 夜間の介護が毎日になる、家族が体調を崩す——そんなときが施設を考えるタイミング

「施設に入れるのはまだ早い気がする。でも、このままでいいのかもわからない」。その間を埋めてくれるのが、自宅で受けられる介護サービスです。要介護認定を受けると、費用の多くを介護保険でまかないながら使えます(自己負担は所得に応じて1〜3割)。

目次

在宅サービスは4つのタイプで考える

タイプ主なサービスこんなときに
家に来てもらう訪問介護(ホームヘルパー)/訪問看護/訪問入浴/訪問リハビリ食事・掃除・入浴など、家での暮らしの一部が難しくなってきた
日帰りで通うデイサービス(通所介護)/デイケア(通所リハビリ)日中ひとりの時間が心配。人と話す機会を増やしたい
短く泊まるショートステイ(短期入所)家族の出張・冠婚葬祭、介護する側が休みたい
道具と住まいを整える福祉用具のレンタル・購入/住宅改修(手すり・段差解消など)転倒が心配。立ち上がりや移動を楽にしたい

よく迷う3つの違い

デイサービスとデイケアの違い

どちらも日帰りで通うサービスですが、目的が違います。デイサービスは食事・入浴・体操・レクリエーションなど、日中を楽しく安全に過ごすことが中心。デイケアは医師の指示のもと、理学療法士などによるリハビリが中心です。退院直後で体の機能を取り戻したい時期はデイケア、生活のリズムや交流を大事にしたいならデイサービスが向いています。

ヘルパーができること・できないこと

訪問介護には、体に触れて行う「身体介護」(入浴・排せつ・食事の介助など)と、「生活援助」(掃除・洗濯・調理・買い物など)があります。ただし介護保険のヘルパーは本人のための支援が原則で、家族の分の料理や、大掃除・庭の手入れなどは対象外です。必要なら介護保険外のサービスと組み合わせます。

ショートステイは「お試し」にもなる

ショートステイは、介護する家族が休むためのサービスとして知られていますが、親が施設での生活に慣れる練習にもなります。「いきなり入居は不安」という場合、まずショートステイで集団生活や食事が合うかを見てみるのも一つの方法です。

「通い・訪問・泊まり」を一か所でまとめる選択肢

小規模多機能型居宅介護は、ひとつの事業所が「通い」を中心に、必要に応じて「訪問」と「泊まり」も組み合わせてくれるサービスです。顔なじみのスタッフが対応し、料金は月ごとの定額制。認知症があって環境の変化が苦手な親にも向いています。地域によって事業所の数に差があるので、ケアマネジャーに聞いてみましょう。

転ばない家にする:福祉用具と住宅改修

車いすや介護ベッド、手すりなどは、介護保険でレンタルできるものがあります(要介護度によって対象が変わります)。手すりの取り付けや段差の解消などの住宅改修は、支給限度額20万円まで、介護保険の対象になります。工事の前に申請が必要なので、必ずケアマネジャーに相談してから業者に頼みましょう。

在宅が限界かもしれない、5つのサイン

在宅サービスはとても心強い仕組みですが、限界もあります。次のような状況が続くなら、施設を考え始めるタイミングです。

  • 夜中のトイレ介助や見守りが、ほぼ毎晩必要になっている
  • 介護している家族が、体調を崩したり眠れなくなったりしている
  • 認知症の症状で、ひとりの時間に火の不始末や外出時の迷子が起きている
  • たんの吸引など、医療的なケアの回数が増えている
  • サービスを最大限使っても、空白の時間を埋められない

施設を考えることは、親を見捨てることではありません。家族が倒れないための選択でもあります。

次に読む老人ホームの種類と費用の目安|親の状態から選ぶ 気持ちの整理に「施設に入れるのはかわいそう?」罪悪感とのつきあい方

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よくある質問

要支援でもデイサービスは使えますか?

使えます。要支援1・2の人向けには、市区町村が行う「介護予防・日常生活支援総合事業」として、通所型や訪問型のサービスが用意されています。内容や料金は地域によって異なります。

親がデイサービスに行きたがりません

「体操教室」「お風呂に入りに行く」など、本人が受け入れやすい言葉で伝えると前向きになることがあります。見学や体験利用ができる事業所も多いので、ケアマネジャーに相談して一度だけ試してみるのがおすすめです。

ショートステイは何日くらい使えますか?

介護保険で利用できる日数には、要介護度に応じた上限や連続利用の決まりがあります。具体的な日数はケアマネジャーに確認しましょう。人気の施設は予約が早く埋まるため、早めの相談が安心です。

本記事は公的機関の情報などをもとにした一般的な情報です。医学的な判断や個別の制度の適用は、お住まいの地域包括支援センター・医師・ケアマネジャーにご確認ください。制度の内容は改正されることがあります。

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